💡 概要:IPアドレス変更とは何をするのか?
IPアドレスを変更するのは、「家の住所(番地)」を書き換える作業に似ています。
現在、Rocky Linuxは 192.168.1.2 という住所にいますが、これを 172.16.1.2 に書き換えます。
【重要:ここだけは注意!】
SSHが切れます: IPアドレスを変更した瞬間に、今のパソコンからの接続はブチッと切れます。これは「相手の住所が変わった」ためなので、正常な反応です。
ケーブルの差し替え: 住所を書き換えたら、すぐにLANケーブルをFortiGateの新しいポート(DMZポート)に繋ぎ替える必要があります。
🛠️ 変更手順:nmcli コマンドを使った確実な方法
Rocky Linux 9で最も標準的で確実な nmcli コマンドを使って進めます。
手順1:現在の「接続名」を確認する
まず、書き換える対象の名前を調べます。
nmcli connection show
確認ポイント: 一番左の「NAME」の下に表示される文字(例:ens18 や eth0)を覚えておいてください。ここでは仮に ens18 とします。
手順2:新しい住所(IP)をセットする
以下のコマンドを1行ずつコピーして実行してください。
(※ ens18 の部分は、先ほど確認した名前に読み替えてください)
# 1. IPアドレスとサブネットマスクの設定
sudo nmcli connection modify ens18 ipv4.addresses 172.16.1.2/24
# 2. 出口(ゲートウェイ:FGのDMZポート)の設定
sudo nmcli connection modify ens18 ipv4.gateway 172.16.1.1
# 3. 住所を「手動設定(manual)」に固定する
sudo nmcli connection modify ens18 ipv4.method manual
# 4. 住所録(DNSサーバー)の設定
sudo nmcli connection modify ens18 ipv4.dns "8.8.8.8, 1.1.1.1"
手順3:設定を「確定」させる(★ここで接続が切れます)
最後に、このコマンドを打つと設定が反映されます。実行した瞬間にターミナルの反応がなくなりますが、パニックにならなくて大丈夫です。
sudo nmcli connection up ens18
🚀 物理作業:LANケーブルの繋ぎ替え
1. パソコンの画面が止まったら(数秒待ってから)、Rocky Linuxの本体のところへ行きます。
2. サーバーに刺さっているLANケーブルを抜き、FortiGateの [wan2] ポート(DMZ用として設定したポート) に差し込みます。
✅ 疎通確認:新しい住所でログインする
1. あなたのPC(LAN側:192.168.1.x)に戻ります。
2. 以前作成したFortiGateの 「LAN ➡ DMZ」のポリシー(SSH許可) が正しければ、新しい住所でログインできるはずです。
3. ターミナルを開き、以下のコマンドを打ちます。
ssh ユーザー名@172.16.1.2
(※もし Tera Term や PowerShell で繋いでいたなら、接続先を 172.16.1.2 に変えて繋ぎます)
成功したら最後に確認!
無事にログインできたら、サーバーが外の世界(インターネット)と通信できているか確認しましょう。
ping -c 3 google.com
64 bytes from ... と返ってくれば、「DMZ分離プロジェクト」は完全制覇です!
🆘 もし繋がらなくなったら?(レスキュー策)
もし新しいIPでログインできない場合は、以下のいずれかが原因です。
1. FortiGateのポリシー: 「LAN ➡ DMZ」の許可ポリシーが間違っていないか再確認。
2. 物理ポート: wan2 ではなく別のポートに刺さっていないか。
3. HGWの静的NAT: HGW側の転送先がまだ 192.168.1.2 のままになっていないか(192.168.0.2 宛に直しましたか?)。
落ち着いて進めれば大丈夫です!インフラエンジニアとしての腕の見せ所ですね。頑張ってください!

トップページへ戻る